事例紹介

右の坐骨神経痛が2年ほど前から辛くてご来院。臀部から膝のあたりまでの痛みで、右足を引きずって歩いていらっしゃいました。

所　見
骨盤の歪み（特に前傾）が大きく、腰からふくらはぎにかけての筋肉の緊張が強い。
影響で股関節の可動域が制限されていた。
中殿筋その他の臀部の筋肉が痛みを強くしていることが考えられるので、臀部を中心に施術することとした。

施術の経過
・初回
　中殿筋を重点的に緊張を緩めた。
　同時に腰や太ももの筋肉についても緊張を緩めた。
　合わせて股関節や背骨の関節を動かしながら、骨盤の歪みを調整した。
　施術後はやや痛みが軽くなったとのこと。
　次回2日後に来院していただくこととした。
・２回目
　痛みは改善されたが、まだ脚に痛みが残っている。
　初回と同様の施術を実施した。
　施術後に骨盤の歪みが出にくい立ち方を説明し、姿勢に気をつけるようにアドバイスした。
　次回は１週間後に来院していただくこととした。
・３回目、４回目
　痛みに変化はなし。
　施術内容は同じで、最後に姿勢のチェックを実施した。
・５回目
　痛みがなくなったが、臀部から膝にかけて違和感が残っている。
　歩き方が滑らかになってきたので、脚への負担が軽くなる歩き方になるようアドバイスし、可
　能な範囲で練習してもらうこととした。
・６回目以降
　痛みがなくなったので、２〜３回/月程度の頻度で通ってもらうこととした。